お洗濯指南

襟元の黄ばみを落とす方法7選!黄ばみからワイシャツを守る予防法も解説

毎回きちんと洗濯していても、気になるのが襟元の黄ばみです。仕事で着るワイシャツは、黄ばみがあると印象が悪くなるため、できるだけ避けたいです。この記事では、ワイシャツの襟元の黄ばみを落とす7つの方法予防のための6つの方法を紹介します。襟元に黄ばみのない真っ白なワイシャツを毎日着る方法を探している人は、参考にしてください。

衣類が黄ばむ原因

衣類が黄ばむ原因には、皮脂汚れ・湿気・日焼け・洗剤残りなどが考えられます。シャツなどの襟元の黄ばみは、皮脂汚れが酸化することで生じます。皮脂とは、皮脂腺から分泌される油状の物質をいい、皮脂と汗が混合することで皮脂膜が作られ肌を守っています。

皮脂は油分を含むため、完全に落とすためには、40~50度のお湯で洗う必要があります。襟元と肌は常に接しているため、繊維の奥まで皮脂汚れが入り込んでしまうことも多く、落ちにくい原因となっています。この黄ばみを放置すると、黒ずみへと変化し、さらに落ちにくくなります。

黄ばみを落とす前の注意点

黄ばみを落とす方法はいろいろありますが、黄ばみを落とす作業を始める前に注意すべき点があります。まず、洗濯表記を確認しましょう。漂白剤を使う場合は、使用の可否を必ず確認してください。洗濯表示は平成28年12月以降、新表示に変わっています。変更以前のものと表記が異なるため注意が必要です。

新表示(平成28年12月以降)

記号 漂白処理
塩素系・酸素系ともに使用可
酸素系使用可、塩素系使用不可
酸素系・塩素系ともに使用不可

引用元:洗濯表示(平成 28年12月1日以降) | 消費者庁

旧表示(平成28年11月まで)

記号 記号の意味
塩素系使用可
塩素系使用不可

引用元:洗濯表示(平成28年11月30日まで) | 消費者庁

襟元の黄ばみを落とす方法7選

襟元の黄ばみを落とす7つの方法を紹介します。

固形石けん

黄ばみを落とす方法の中でも、汚れ落ちがよく、手軽に試せるという点で1番おすすめの方法が「固形石けん」です。毎日ワイシャツを家で洗濯する人は、1つ買っておくと重宝します。固形石けんは、弱アルカリ性であり、黄ばみの原因となる酸化した皮脂汚れを落としやすいです。

ワイシャツの襟部分を水で湿らし、黄ばみに固形石けんをこすりつけた後で、もみ洗いをします。その後洗濯機に入れていつも通りに洗濯しましょう。洗濯専用の固形石けんを使うと効果的です。

食器用洗剤

油分を分解しやすい食器用洗剤は、襟の黄ばみにも効果を発揮します。濃縮タイプの食器用洗剤を薄めず襟の黄ばみにぬり、洗剤と皮脂汚れがよくなじむようにもみ洗いします。その後、洗濯機に入れ、通常の洗濯をしましょう。

クレンジングオイル

クレンジングオイルは油汚れとなじみやすく、皮脂汚れもよく落とします。襟の黄ばみにクレンジングオイルをぬり、クレンジングオイルと皮脂汚れがよくなじむようにもみ洗いします。お湯でオイルをすすいでから通常通りの洗濯をしましょう。

セスキ炭酸ソーダ

掃除に大活躍のセスキ炭酸ソーダは、襟の黄ばみを落とす際にも効果を発揮します。水500mlとセスキ炭酸ソーダ小さじ1を混ぜ合わせたセスキ炭酸ソーダ水を作り、スプレーボトルなどで黄ばみに吹きかけます。20~30分間放置した後、もみ洗いをしてから洗濯機で洗濯をします。セスキ炭酸ソーダ水は、2~3ヶ月で使い切るようにしましょう。

塩素系漂白剤

なかなか落ちない黄ばみには、塩素系漂白剤が有効です。塩素系漂白剤の主成分は次亜塩素酸塩で、強力な漂白力があります。素材や色柄などによっては、色落ちするため使えないものが多いため注意が必要です。必ず洗濯表示を確認し使用法・規定量を守って使用しましょう。

塩素系漂白剤は、つけ置き洗いか洗濯機洗いで使用します。つけ置き洗いは、洗面器などに規定量の水と漂白剤を入れ、その中にワイシャツを入れ、5~30分つけた後、通常の洗濯をします。洗濯機洗いは、規定量の洗剤と漂白剤を入れ、通常通り洗濯をします。

酸素系漂白剤・重曹・スチームアイロン合わせ技

酸素系漂白剤は、重曹と熱を加えることで、漂白する効果が強くなります。色落ちすることもあるため、色柄ものの場合は使わないでください。手間はかかりますが、ひどい黄ばみには効果があります。手順は下記のとおりです。

  1. 粉末タイプの酸素系漂白剤と重曹を1:1の割合で混ぜ合わせる
  2. 少しずつお湯を加えてペースト状にする
  3. できたペーストを黄ばみ上に厚めにぬる
  4. すぐにアイロンのスチームを、ペースト上にあてる
  5. 軽くすすいだ後、普通に洗濯する

襟元の黄ばみを予防する6つの方法

ワイシャツの白さを保つためには、黄ばみを予防することも大切です。6つの予防方法を紹介します。

首元の汗を拭く

汗をかいたときなどに、襟元に触れる首元の汗を拭くようにしましょう。皮脂汚れがワイシャツにつかないようにすることで、黄ばみの予防につながります。デオドラントシートなどの汗ふきシートを随時携帯し、こまめに拭くことをおすすめします。

ベビーパウダー

洗濯が終わり、十分に乾燥したワイシャツにベビーパウダーを薄くつけることで、汗や皮脂の吸着が防ぎます。ベビーパウダーをつけすぎると、スーツに付着する可能性があるため、つけすぎには気をつけましょう。ベビーパウダーは肌に優しく、洗濯することで簡単に落ちるため、安心して使えます。

洗濯のり

ワイシャツを洗濯する際は、仕上げに洗濯のりを使いましょう。洗濯のりは生地の表面をおおうことで、皮脂汚れが繊維の内部まで入るのを防いでくれます。襟元だけに使いたい人には、スプレータイプがおすすめです。ワイシャツにアイロンをかける前にスプレーします。しわが伸び、パリッとした仕上がりになり、肌ざわりも変わるため、好みに合わせて使いましょう。

クローゼットの換気

クローゼットにこもりやすい湿気が、衣類の黄ばみの原因にもなることもあるため、定期的に喚起しましょう。窓を開けて部屋の換気をするときに、クローゼットも開けておくとよいでしょう。扇風機などを使うとより効率的に換気できるためおすすめです。

専用グッズ

襟元に貼れる汚れ防止専用のテープがあり、黄ばみを予防したいという人におすすめです。ワイシャツの襟元に貼ることで、汗・皮脂などがシャツにつくのを防止してくれます。襟元の折り返し部分に汚れがつきやすいため、テープが見えないように、ぎりぎりに貼りましょう。

クリーニングに出す

ワイシャツは突然黄ばむのではなく、汚れが蓄積して徐々に黄ばみとなります。定期的にクリーニングに出せば、家庭での洗濯では落とせなかった見えない汚れを落せるため、汚れの蓄積を防げます。毎回ではなくても、数回に1回クリーニングに出すだけでも効果があります。

まとめ

襟元の黄ばみは、放置しておくと黒ずみになり、さらに落ちにくくなります。黄ばみにならないように予防しつつ、黄ばんでしまった衣類は、固形石けんなどを使い、きれいに落としましょう。

衣類をきれいに保つためには、いつもの洗濯で使う洗濯洗剤の品質も大切です。とみおかクリーニングの洗濯洗剤は、洗うたびに衣類に付着する洗剤などが除去され、繊維の柔らかさを引き出します。界面活性剤をできるだけ抑えているため泡立ちが少なく、環境にも優しいエコ洗剤です。大切な衣類を守るために、まずは洗濯洗剤を変えてみませんか。

洗濯のコツとは|ケース別・アイテム別にコツを紹介!

汚れ落ちや仕上がりに不満があり、洗濯のコツを知りたいという方も多いのではないでしょうか。この記事では、洗濯のコツに関して基本的なことからケース別・アイテム別まで詳しく紹介します。今すぐできるものばかり集めたので、毎日の洗濯に役立ててください。

洗濯のコツとは|ケース別・アイテム別にコツを紹介!

基本的な洗濯のコツとは?

ここでは洗濯する際のポイントを、洗濯物・洗剤・漂白剤・柔軟剤・水温・洗濯機の使い方・干し方に分けて紹介します。

洗濯物について

洗濯物は放置するとニオイや雑菌が発生するため、風通しのよいカゴなどに入れましょう。特に洗濯槽は冬季でも温度が高く雑菌が発生しやすいため、洗濯物の保管場所としては適しません。また、色・素材・サイズ別に仕分けることも大切です。大きいものから順に入れると、洗濯物がよく動き、汚れを落としやすくなります。

洗剤について

洗剤は、洗濯物の種類によって使い分けます。繊細な生地のものは中性の「おしゃれ着用洗剤」、日常的に着る服は弱アルカリ性と中性を含む「液体洗剤」、汚れがひどいものには弱アルカリ性の「粉末洗剤」がおすすめです。いずれもパッケージ内に書いてある適量を守って使用しましょう。

漂白剤や柔軟剤について

漂白剤や柔軟剤は、仕上がりをきれいにするために重要です。ここではそれぞれのメリット・デメリットを紹介します。

漂白剤

酸素系漂白剤を使うと、洗剤だけでは対処できない頑固な汚れも落とせます。シミ抜き・漂白・除菌消臭効果も期待できるので、水回りを含むインテリア・お風呂・食器の洗浄にもおすすめです。

柔軟剤

柔軟剤はふっくらとした仕上がりにするのに使います。ただし、衣類の繊維を壊してなめらかにすることで柔軟さを出すため、使いすぎには注意しましょう。例えばタオルへの使用は、繊維の劣化を早める可能性があります。繊維へのダメージをおさえながらも、繊維本来の柔らかさを引き出せるとみおかクリーニングの洗濯洗剤がおすすめです。

水温について

水温が高いほど汚れを落としやすくなるので、日常的に着る服は20~40℃前後で洗います。ただし素材が繊細なウールやおしゃれ着などは、繊維へのダメージを防ぐため、30℃以下のぬるま湯を使いましょう。ぬるま湯は入浴時のお湯を利用すれば、効率よく確保できます。

洗濯機の使い方について

洗濯物を詰め込みすぎると、衣類が十分に攪拌されず、汚れが落ちにくくなります。そのため1回あたりの洗濯物は、最大でも洗濯槽全量の7割程度に抑えましょう。洗濯物をため込みすぎた場合は、複数回に分けて洗います。洗濯機へは、水・洗剤・洗濯物の順番に入れましょう。

干し方について

ここでは、仕上がり別に洗濯物を干すときのポイントを紹介します。

ふわふわに仕上げる干し方のコツ

タオルを例に、洗濯物をふわふわに仕上げる干し方を説明します。方法はとても簡単で、干す前と干した後にタオルをバサバサと振るだけです。洗濯が終わったらまず、タオルを20回くらいバサバサと振ってから干しましょう。その後完全乾燥する前にもう一度、20回くらい端を持って振ります。

シワなく仕上げる干し方のコツ

洗濯物をひとつずつ、テーブル・机・物置台などに重ねてのせてから干すと、効率よくシワをのばせます。平面に洗濯物を置くだけでも十分効果がありますが、枚数が多くなると洗濯物の重みでさらにシワが伸びていきます。また、シワの原因となる脱水の時間を短くするのも効果的です。

ニオイが気になるときの干し方のコツ

天日で干すと、太陽光で洗濯物の雑菌が死に絶え、ニオイの発生源がなくなるため、晴れの日にはできるだけ外に干しましょう。また、乾燥スピードを上げた方が雑菌の死滅も早くなるので、洗濯物の間隔を広めにとることも大切です。

外干しの注意点

長時間太陽光に洗濯物を晒していると、衣類を傷めてしまう恐れがあります。また、色が褪せてしまう恐れもあるので、長時間の外干しは注意しましょう。

ケース別!洗濯のコツを紹介

ここでは、汚れ・シミ・ニオイを落としたい場合におすすめの洗濯方法を紹介します。

汚れがひどい場合

ここでは汚れがひどい場合に使える「下洗い」と「重曹・セスキ炭酸ソーダ」について紹介します。

下洗いを行う

下洗いとは、洗濯機に入れる前に汚れを落としやすくすることです。襟元の黄ばみや黒ずみなど、洗濯機では対処しきれない頑固な汚れを落とせます。洗濯用洗剤を入れたぬるま湯につけ置きしたり、洗剤を該当部分に塗布し、ブラシでこすったりするのが一般的です。

重曹・セスキ炭酸ソーダの使用

重曹やセスキ炭酸ソーダは、アルカリ性のため皮脂汚れの洗浄に使えます。刺激が強いので、ゴム手袋を着用してから使用しましょう。具体的には水と合わせた洗濯液に、洗濯物を3時間ほどつけ置き、そのまま洗濯機で洗います。ポリエステル・ナイロン・ウールなどは、繊維が繊細なため使えません。

シミ抜きしたい場合

シミは放置するほど落としにくくなるので、なるべく早めに対処しましょう。シミには水溶性と油溶性があります。まずはどちらのシミなのかを確認してください。該当箇所に水をたらし、シミが溶け込んだら水溶性、水をはじいたら油溶性です。シミを外側に広げないためには、周辺から中心へ向かって叩くようにして汚れを落とします。

シミ抜きの手順

一般的なシミ抜きの手順は、以下の通りです。洗濯用洗剤は多すぎると落としづらくなるので、少量を塗布しましょう。

  1. タオルを下に敷き、洗剤と汚れが床につかないようにする
  2. シミがタオルに接するように、洗濯物を上に置く
  3. 洗濯用洗剤をシミの周辺から中心に向けてたらす
  4. 歯ブラシや指の先などを使ってシミの周辺から中心に向けて叩く
  5. 下のタオルに汚れがつかなくなるまで続ける
  6. タオルに水を含ませ、同じように叩きながら残りの汚れを落とす
  7. 乾いたタオルで水分をふき取る

ニオイが気になる場合

ニオイが気になる場合は、抗菌力のある洗剤を使用します。干し方を工夫し、洗剤を変えてもニオイが残る場合は、洗濯槽が雑菌に侵されている可能性が高いです。この場合は洗濯してもニオイが取れないので、洗濯槽の掃除から始めましょう。抗菌力のある洗剤なら、継続して使用することで洗濯槽もきれいにしてくれます。

アイテム別!洗濯のコツとは?

ここでは、トップス・ボトムス・ワンピース・靴の洗い方を紹介します。それぞれ洗濯方法にコツがあるので、ぜひ参考にしてください。

トップス

ブラウス

ブラウスは、素材が繊細なため洗濯ネットにいれて洗濯します。繊維に負担をかけないように脱水を短めにし、洗濯後は表面のシワを伸ばしてから干しましょう。洗濯ネットは、洗濯時にブラウスが動かない程度の、ちょうどよいサイズを選んでください。

Tシャツ

Tシャツは手でゴシゴシ洗うより、洗濯機を使うのがおすすめです。脱水は短めにし、プリントものは負担を抑えるために裏返してから洗濯します。

ニット

手洗いするときは、裏返したニットを畳んで、30℃前後のぬるま湯とデリケート衣類用の中性洗剤につけ置きし、押し洗いします。汚れが浮き出たら、新しいぬるま湯に入れ替え、再びつけ置き洗いをして、すすぎましょう。洗濯機を使うときは、洗濯ネットにニットを入れ、ドライコースなどの負担の少ない方法で洗濯します。

ボトムス

デニム

デニムは表面の劣化を防ぐために、裏返して洗濯します。他に色移りしないように単品で洗いましょう。日焼けによる劣化を防ぐために陰干しするのがおすすめです。陰干しする際は、筒干しで繊維の重なりをなくし、風通しをよくします。

スカート

裏返したスカートを、洗濯ネットに入れて洗濯します。手で汚れを落とす場合は、つけ置き洗いがおすすめです。干し方もデニムと同様、筒干しで風通しをよくします。

ワンピース

ワンピースはファスナーを閉め、洗濯ネットに入れて洗濯します。ビーズやコサージュなどがついている場合は、ダメージを抑えるために裏返してから洗いましょう。脱水はシワになりやすいので、短めにします。

キャンバス生地の靴

40~45℃前後のぬるま湯と粉末洗剤に、キャンバス生地の靴を30~40分ほどつけ置きします。つけ置き後は、汚れが落ちやすくなるため、歯ブラシなどでこすり洗いして汚れを落としましょう。洗浄後は、日光による傷みを避けるために陰干しします。

洗濯時の注意点

洗濯時の「すすぎ」を十分に行わず、洗剤が残ったまま干してしまうと、「黄ばみの原因」になる恐れがあるので、十分なすすぎを心がけましょう!

みんなどうしてる?洗濯に関する疑問を解決!

ここでは、洗濯に関する疑問を解決していきます。一般的に多く寄せられる質問ばかり集めたので、ぜひ参考にしてください。

洗濯をする頻度は?

洗濯をする頻度は、ひとり暮らしかファミリーによって異なります。ひとり暮らしだと3日に1回という方もいますが、ファミリーなら毎日洗うことの方が多いです。

使用している洗濯機の種類は?

一般的に使用されている洗濯機は、ドラム式と全自動(縦型洗濯乾燥機)のものがほとんどです。ドラム式は、斜めから洗濯物を入れるタイプで、「たたき洗い」と「もみ洗い」を得意としています。全自動式の得意分野は「もみ洗い」と「押し洗い」です。

使用している洗剤の種類は?

洗剤の種類は、液体・粉末・ジェルボールなどさまざまで、それぞれに特徴があります。液体はどんな衣類にも使える汎用性を持ち、粉末は洗浄力が強くコスパがよいのが特徴です。ジェルボールは、洗剤を投げ入れられるという使いやすさがあります。

まとめ

洗濯は、洗剤・柔軟剤・漂白剤・洗濯機の使い方や、水温や干し方など、コツがあります。頑固な汚れ落とし・シミ抜き・ニオイ落としなどを基本とし、アイテム別に洗い方を覚えるとよいでしょう。洗濯のコツを学んで、満足のいく仕上がりを実感してください。

とみおかクリーニングでは界面活性剤を極力抑え、すすぎ1回で洗剤を落とせる、「エコ洗剤」を販売しています。洗濯のたびに前回の洗濯で落としきれなかった残留物が除去され、柔軟剤を使用しなくても柔らかく仕上げられます。3か月程毎日使うと洗濯槽もきれいになるので、ぜひお試しください。

洗濯洗剤・液体と粉末の違いとは?それぞれの特徴や選び方を解説

洗濯洗剤にはさまざまな種類があるため、洗濯物の素材や汚れ具合などに合わせて洗剤を選ぼうとすると、迷うこともあるのではないでしょうか。この記事では、液体洗剤と粉末洗剤の違いについて、詳しく解説します。それぞれの特徴や目的に合った洗剤の選び方を紹介するので、日々の洗濯の参考にしてください。
洗濯洗剤・液体と粉末の違いとは?それぞれの特徴や選び方を解説

【液体・粉末】洗濯洗剤の種類による違いとは?

液体洗剤と粉末洗剤の種類や、メリット・デメリットなどについて詳しく解説します。

液体洗剤

種類

液体洗剤には、中性タイプと弱アルカリ性タイプと2種類があります。おしゃれ着やウール素材の衣類などのデリケートな物は中性洗剤、日常的な汚れを落とす際には弱アルカリ性洗剤が適しています。

特徴

液体洗剤の特徴は、汚れ落ちがおだやかなので洗濯物を傷めづらいことです。水に溶けやすく、汚れがひどい部分には直接かけるなど、取り扱いしやすいのもポイントです。中性タイプよりも弱アルカリ性タイプの方が、洗浄力は高くなります。

メリット

液体洗剤のメリットには、水に溶けやすい点が挙げられます。また、洗剤が溶けると洗濯物に付着しづらいので、すすぎが1回で済み、節水・時短にもなります。

他にも、液体洗剤で洗うと洗濯物が色落ちしにくくなるので、色物や柄物なども洗え、さまざまな素材の衣類に対応できます。ウールなどのデリケートな素材は、洗浄力の弱い中性タイプの液体洗剤を使用すると洗濯できます。

デメリット

粉末洗剤に比べると洗浄力は劣りますが、日常的な汚れは液体洗剤でも十分落とせます。価格は、粉末洗剤に比べると少し高いものが多いです。液体なので、詰め替える際に手間がかかる点もデメリットとなるでしょう。

購入時の選び方

液体洗剤は洗濯物の素材に合わせて選ぶと良いでしょう。特にウール素材などのデリケートな素材を洗う場合や、色落ちを極力避けたい場合には、中性タイプがおすすめです。

粉末洗剤

種類

粉末洗剤には、合成洗剤とせっけん洗剤の2種類があり、原料などが異なります。合成洗剤は、石油や天然油脂などを合成して作られています。香りのバリエーションも多く、価格も手ごろです。せっけん洗剤は植物由来の天然油脂などで作られて、肌にやさしく汚れがよく落ちます。赤ちゃんの洗濯物にも使えますが、少し高価になります。

特徴

弱アルカリ性のものが多く、皮脂や泥などの酸性の汚れに強く反応する点が、粉末洗剤の特徴です。汚れの多い子どもの衣類や汗をかきやすい夏場の洗濯物におすすめです。

メリット

粉末洗剤のメリットは「洗浄力に優れ、皮脂汚れを落としやすい」「コストパフォーマンスが良い」ことです。ほとんどの粉末洗剤が弱アルカリ性なので、子どもの洗濯物や作業着など汚れの強い洗濯物をきれいに洗いあげます。粉末洗剤は液体洗剤に比べるとコストパフォーマンスに優れているので、洗濯回数の多い家庭では節約にもつながります。

デメリット

水に溶けにくく、洗濯物に洗剤が残りやすいデメリットがあります。洗剤が洗濯物に残ったままだと、洗濯物を傷めたり肌荒れになったりすることもあるので、しっかりすすぎを行いましょう。特に、水温が低い冬場は溶けにくいので、洗濯にお湯を使うと安心です。
最近は溶け残りが少ないよう改良された粉末洗剤も多くなりました。

購入時の選び方

洗浄力の強い酵素や漂白剤の入った粉末洗剤は、食べこぼしなどの汚れが多い家庭におすすめです。酵素や漂白剤が配合されていると、洗濯槽の防カビ効果も期待できます。

インテリアにこだわりたい人には、おしゃれなパッケージの洗剤もおすすめです。とみおかクリーニングの洗剤は、パッケージのデザイン性に優れているだけでなく、高い洗浄力と環境に配慮しているため人気があります。

液体と粉末洗剤|適した洗濯とは?

ここでは、液体洗剤・粉末洗剤それぞれに適した洗濯について解説します。

液体洗剤が向く洗濯

食べこぼしや泥汚れなどの少ない日常的な汚れで、毎日の洗濯を短時間で済ませたい場合には、水に溶けやすくすすぎが1回で済む液体洗剤がおすすめです。普段粉末洗剤を使用している場合は、粉末洗剤が溶け残りやすい冬場だけ、液体洗剤に変えて洗濯するのもよいでしょう。

おしゃれ着用洗剤が向く洗濯

ウールなどのデリケートな素材でできている衣類の洗濯や、洗剤によるダメージをできるだけ抑えたい人には、おしゃれ着用の洗剤がおすすめです。液体の中性洗剤は、色落ちを抑えて風合いよく洗いあげてくれます。

粉末洗剤が向く洗濯

汗や皮脂の汚れ、泥汚れなどがついた衣類や、汗をかく機会が多い夏場の洗濯には、粉末洗剤がおすすめです。また、小さな子どもがいる家庭では、汚れや黄ばみなどの洗濯物が多いので粉末洗剤を使用するとよいでしょう。

気温の高い夏季は粉末洗剤が水に溶けやすくなるので、取り扱いやすくなります。普段使いでは液体洗剤を使い、定期的に粉末洗剤を使用することで、白い洗濯物の汚れや黄ばみなどを落とすこともおすすめです。

液体洗剤と粉末洗剤それぞれ正しい使い方で洗濯をより快適に!

洗剤の種類により使い方が異なるので、それぞれ正しい使い方を解説します。

液体洗剤の使い方

投入口に適量を入れる

液体洗剤は、適量を必ず液体洗剤専用の投入口から入れます。洗濯機によっては、液体と粉末で洗剤投入口がわかれている場合もあるので、確認してください。洗剤は、多く入れるとすすぎ残しとなり、洗濯物にも肌にも優しくありません。逆に洗剤の量が少ないと、汚れや臭いが残る原因になるので、注意してください。

汚れに直接塗布する

頑固なシミや黄ばみなど、部分的な汚れがひどい場合には、直接液体洗剤を塗布しましょう。洗濯機に入れる前に部分的に洗剤を塗布して馴染ませると、洗剤の濃度が高くなり、きれいに洗いあがります。

粉末洗剤の使い方

洗濯機へ投入

粉末洗剤も洗濯槽に直接入れず、専用の投入口に入れます。専用投入口がない場合には、洗濯槽に粉末洗剤と水を入れてしっかり溶かしてから、洗濯物を入れます。洗濯物の上から粉末洗剤を入れてしまうと、水と洗剤が接触しない部分もあり、溶け残りで固まることもあるので避けましょう。

溶け残りを防ぐ工夫をする

粉末洗剤は40℃前後のお湯で溶かしてから洗濯槽に入れると、溶け残りを防げます。洗濯機に適量以上の洗剤を入れると溶けきらず、洗剤が衣類に残りやすくなるので気をつけましょう。粉末洗剤のパッケージには、すすぎは2回行うように記載されているので、溶け残りを防ぐためにもしっかりとすすいでください。

液体・粉末洗剤での洗濯で汚れ落ちを良くするポイント

液体・粉末洗剤の種類に関わらず、汚れ落ちを良くするポイントがあります。4つ紹介するので、毎日の洗濯の参考にしてください。

洗濯機に入れる洗濯物の量

洗濯機に洗濯物をつめこみ過ぎないようにしましょう。洗濯物が多いと洗剤がまんべんなく混ざらず、汚れが落ちにくくなります。洗濯機の容量に対して、縦型洗濯機は約70%、横(ドラム)型洗濯機は約30~40%を目安とした洗濯物が適量です。

お湯を使用

洗濯の際には、お風呂の残り湯またはお風呂の残り湯程度の水温35~40度くらいのお湯を使うことがおすすめです。皮脂汚れは、人の体温と同じくらいのお湯で洗うと、汚れが落ちやすくなります。ただし、すすぎで残り湯を使用すると残り湯の汚れがつくこともあるので、きれいな水を使ってすすいでください。

洗剤の選び方

蛍光剤配合タイプは、ひどい汚れや黄ばみなどがある洗濯物に適しています。蛍光剤は色を抜かずに白く見せる効果があるので、白地のものはきれいに仕上がります。ただし、パステルカラーや生成りなどの淡い色の生地は、色褪せにつながるので避けましょう。日常的に使用する洗剤は、蛍光剤の有無も確認してから選ぶと安心です。

部分汚れを落とす

食べこぼしなどの油汚れには、洗濯機に入れる前に食器用洗剤を直接塗り馴染ませておくと、汚れが落ちやすくなります。食器用洗剤には油汚れに強く反応する界面活性剤が入っているのでおすすめです。

襟や袖につく黒ずみや黄ばみなどの皮脂汚れは、固形の洗濯石鹸を直接塗るのがおすすめです。洗濯石鹸を塗った後は、汚れの度合いに合わせて放置またはもみ洗いをしてから、洗濯機に入れるとよいでしょう。

まとめ

洗濯洗剤は、液体・粉末といった種類にわけられるだけでなく、それぞれ効果の違いなどがあるため、選ぶ際に迷うことがあります。しかし、洗剤の特徴やメリット・デメリットを理解して選ぶと、効果的な洗濯ができます。自分に合う洗剤を見つけ、快適な洗濯を行ってください。

とみおかクリーニングは、クリーニング店の洗濯雑貨店であり、布団の丸洗いサービスも提供しています。こだわりの洗剤は、界面活性剤を極力抑えており、すすぎが1回で済むなど環境にも優しく、使い続けることで洗濯槽の裏側もピカピカにしてくれます。気になった人は、ぜひ一度お問い合わせください。

Yシャツの襟汚れを落とすには?汚れ別に詳しく解説!事前に防ぐ方法も紹介

仕事などで着用しているYシャツの襟の汚れがなかなか落ちなくなり、困っているという人も多いのではないでしょうか?

この記事では、なぜYシャツの襟が汚れるのかその原因を解説したうえで、汚れ落としに使う洗剤の種類、汚れを落とす方法を解説します。また、Yシャツの襟汚れの防ぎ方やスーツの襟部分の汚れの落とし方なども紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

Yシャツの襟汚れ!「黄ばみ」・「黒ずみ」ができるのはなぜ?

Yシャツの襟が黄ばみや黒ずみで汚れるのはなぜでしょうか?まずその原因を解説します。

「黄ばみ」ができる原因

Yシャツにできる黄ばみの原因は、人間の毛穴から出てくる皮脂です。襟まわりは首や肩など、人間の肌とこすれることが多い場所であるため、皮脂が襟についたものが黄ばみになります。さらに皮脂は水に馴染みにくいという特徴を持っているため、普通の洗濯だけでは落ちにくく、いつの間にか汚れが目立つようになっていることも珍しくありません。

「黒ずみ」ができる原因

黄ばみがさらに酷くなると黒ずみになります。黒ずみは、元は黄ばみだった部分にほこりやちりといった汚れがたまっていくことで、色が黄色から黒に変化したものです。黒ずみは黄ばみの上に重なる形でできるので、さらに落とすのも大変になります。

Yシャツの汚れ落としに使う洗剤の種類は?

黄ばみや黒ずみなどの汚れを落とすには、使用洗剤選びがポイントになります。ここでは、汚れ落としに使用する洗剤の種類を解説します。

塩素系漂白剤

塩素系漂白剤は、漂白力の強い洗剤で、Yシャツのような白系のシャツにはぴったりの洗剤です。殺菌作用もあるので、シャツに付着している菌や汚れなども取り除いてくれます。ただし、強力であるがゆえ、色物や柄物のシャツに使用すると色落ちしてしまう可能性があるので注意しなければいけません。

酵素系漂白剤

酵素系漂白剤は、塩素系漂白剤のほど漂白力が強くないため、色落ちしてしまう心配がありません。そのため、カラーシャツや柄シャツの汚れ落としにおすすめです。ただし、ウールと絹には使用できないので注意してください。

Yシャツの洗濯表示をチェックしよう!

洗剤を選ぶ際には、洗濯表示をチェックすることが大切です。漂白剤の洗濯表示に関しては、これまでだと、フラスコのような形をしたマークの中に「エンソサラシ」と書かれていましたが、現在では三角形のマークで塩素系漂白剤や酸素系漂白剤が使えるか表しています。

その違いは以下の通りです。

  • 三角形マーク:塩素系、酸素系どちらの漂白剤も使える
  • 三角形マークに2本の斜線:酸素系漂白剤のみが使える
  • 三角マークにバツ:漂白剤は使えない

Yシャツの襟汚れを落とす方法

ここでは、Yシャツの襟汚れを落とす具体的な方法について解説します。ぜひ参考にしてみてください。

「黄ばみ」を落とす手順

まず、食器用洗剤とぬるま湯(40度以上)で黄ばみを落とす方法を解説します。手順は以下の通りです。

  1. 黄ばんでいる部分をぬるま湯で軽く濡らす
  2. 黄ばんでいる部分に食器用洗剤を直接塗る
  3. 手でもみ洗いをする
  4. ぬるま湯で洗剤を洗い流してから洗濯機で洗濯

ぬるま湯で濡らすことで、洗剤がより馴染むようになります。しかし、洗剤を塗りすぎると色落ちの可能性があるので注意してください。また、もみ洗いの際に力一杯こすってしまうとかえって汚れがひどくなることもあるので優しく行うようにしましょう。

「黒ずみ」を落とす手順

次に、黒ずみを落とすための方法を紹介します。基本的な流れは黄ばみを落とす方法と同じですが、途中で1つだけ手を加えます。具体的な手順は以下の通りです。

  1. 黒ずんでいる部分をぬるま湯で軽く濡らす
  2. 黒ずんでいる部分に食器用洗剤を直接塗る
  3. 手でもみ洗いをする
  4. ぬるま湯に酸素系漂白剤を溶かして20〜30分ほどつけおきする
  5. ぬるま湯で洗剤を洗い流してから洗濯機で洗濯

食器用洗剤によって汚れが浮かび上がってきたところに、色素を破壊する役割を持つ漂白剤を加えることで、汚れがより落ちやすくなります。

なかなか落ちないガンコな汚れを落とす方法

続いては、ガンコな汚れを落とすための方法を紹介します。先ほど紹介した方法を試しても落ちない場合は、以下で紹介する方法を試してみてください。

重曹+クエン酸

アルカリ性の重曹と酸性のクエン酸合わせることで発生する泡を活用した落とし方です。以下の手順で行います。

  1. 重曹を250mlの水に対して小さじ1を溶かし、液体を汚れた部分に塗る
  2. クエン酸小さじ1/2を100mlの水で薄め、その液体をスプレーで1)の上に吹きかける
  3. 軽くもんでから通常の洗濯をする

2.を行うと、中和作用が発生し、しゅわしゅわとした泡が汚れを分解し始めます。

セスキ炭酸ソーダ

水に溶けやすいという特徴を持つセスキ炭酸ソーダを使用した方法です。セスキ炭酸ソーダは、洗浄力がある一方で、アルカリが強すぎないので、手荒れしにくいという特徴も持ちます。手順は以下の通りです。

  1. セスキ炭酸ソーダを500mlの水に対して小さじ1を溶かし、汚れている部分にスプレーで吹きかける
  2. 1.の状態で20分ほどおいておき、軽く手でもむ
  3. もんだら通常の洗濯をする

酵素系漂白剤+重曹+アイロン(スチームあり)

酵素系漂白剤と重曹、スチームありのアイロンを使ったこちらの方法は最も強力なやり方です。ただし、色落ちの可能性があるので白いシャツ限定で行うようにしてください。手順は以下の通りです。

  1. 酸素系漂白剤をぬるま湯で溶かす
  2. 1.に重曹を混ぜる。酸素系漂白剤と重曹の割合は2:1になるようにする
  3. 汚れている部分に2.を塗る
  4. アイロンのスチームを汚れている部分に当てる
  5. 水で液体を流してから通常の洗濯をする

スチームを行う目的は熱を持たせることなので、アイロンの代わりにドライヤーを使用しても構いません。

酵素系漂白剤+食器用洗剤+重曹

酵素漂白剤と食器用洗剤と重曹で汚れを落とす方法です。手順は以下の通りです。

  1. 食器用洗剤小さじ1、重曹小さじ1ほどの量をかき混ぜる
  2. 1.で作った液体をシャツの汚れている部分に塗って、手で軽くもむ
  3. 洗面器や洗面所のシンクなどにお湯をためる
  4. お湯の量に合わせて規定の漂白剤と漂白剤と同じ量の重曹を3.に入れて溶かす
  5. 汚れている部分を4.に沈めて約1時間つけておく
  6. つけ終わったら洗濯機で通常の洗濯をする

襟・袖専用の洗剤

重曹や食器用洗剤を使用する方法以外にも、襟や袖の汚れ落とし専用の洗剤を使う方法もあります。これは、汚れている部分に洗剤を塗ってしばらくおいておき、その後洗濯するだけなので、とても簡単です。汚れが落ちるのはもちろん、専用の洗剤なのでシャツが傷みにくいのも特徴です。

Yシャツの襟汚れを事前に防ぐ方法

汚れを落とす方法を知っておくことも大切ですが、そもそも汚れをつけないことも大切です。ここでは汚れないようにするための方法について解説します。

ベビーパウダーを使用する

ベビーパウダーというと、赤ん坊の肌荒れやあせもを防ぐためのものですが、汗や油を吸収するという特徴があり、襟や袖の汚れ防止にも活用できます。襟や袖口にベビーパウダーを塗っておくと、衣類の生地と肌との間にクッションができるので、汚れがつきにくくなります。

のりでコーティングする

スプレータイプやスティックタイプののりを襟や袖に塗ることで汚れを防止する方法です。シャツにアイロンがけをする際に、のりを塗っておくことで、汚れがつきにくくなります。ただし、のりを使用するとかっちりとした仕上がりになります。ふんわりとしたシルエットのシャツには適していないので注意してください。

専用のテープを貼る

襟の汚れを防ぐための専用テープを使用するのも1つの方法です。このテープは、無色透明で、襟の内側に貼り脱いだ後にはがすだけなので、簡単に汚れを防げます。また、Yシャツはもちろんコートやジャケットなどにもおすすめです。

こまめに汗を拭き取る

汗も汚れの原因となるため、汗をかいたらこまめにふくようにしましょう。また、ワックスや整髪料、日焼け止めなどを塗っている場合、汗で流れると襟に付着し、汚れてしまう可能性があるので、こちらも注意してください。

使用後すぐに洗濯する

着用したシャツはできるだけ早く洗濯するようにしましょう。着用してからしばらく放置すると、皮脂汚れがさらにガンコになり落ちにくくなってしまいます。

同じシャツを連続で着ない

たとえ洗濯していたとしても、同じシャツを連続で着るのは避けてください。連続で着るとシャツに見えないダメージが蓄積されます。1回着たら数日間は休ませるようにしましょう。

部屋やクローゼットをよく換気する

シャツを保管する場所も重要です。たとえば、クローゼットで保管している場合、クローゼットに湿気がたまると、シャツが臭くなったりカビついたりしてしまいます。1週間に1度を目安に換気をするようにしましょう。

注意事項

※レーヨン素材のお洋服(ブラウス等)は「水洗い可」や「不可」などがあります。また繊細な素材のため、濡れタオルで汚れを優しく叩いて落とすなど、気を付けてオシャレ着を管理しましょう。

スーツの襟部分についた汚れはどうする?

シャツではなく、スーツの襟の汚れはどうすればいいのでしょうか。そういった場合は、食器用洗剤とタオルを使って落とすことができます。手順は以下の通りです。

  1. 汚れた部分に乾いたタオルを当てる
  2. 汚れの裏側を湿らせたタオルで叩く
  3. スーツの水気を拭き取り乾燥させる

なお、油汚れに対しては、2.のタオルに食器用洗剤を含ませるようにしてください。

まとめ

Yシャツの襟の汚れは人間の皮脂が原因で発生します。最初は汚れに気づかなくても、徐々に蓄積されることで黄ばみや黒ずみになるので注意しなければいけません。黄ばみや黒ずみは通常の洗濯ではなかなか落ちないので、食器洗剤や重曹、漂白剤などを使用した落とし方が有効です。一方で、それでも汚れが落とせない場合は、プロの力を借りるのも1つの方法です。

「とみおかクリーニング」は、洗濯洗剤へのこだわりが強い、北海道の有名店です。環境にも優しいエコ洗剤を使用しているほか、洗濯することで繊維本来の柔らかさを引き出してくれる技術力で、一段上の仕上がりが期待できます。興味のある人は一度お問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。

Tシャツの汚れを落とす方法|黄ばみやシミなど、汚れの原因ごとの落とし方を解説します!

お気に入りのTシャツが傷まない汚れの落とし方を知りたい人も多いのではないでしょうか。この記事では、自宅での汚れの落とし方や外出先でのシミ抜き方法を紹介します。専門業者に依頼するときの料金相場なども解説するので、ぜひ参考にしてください。

Tシャツの汚れを落とす方法|黄ばみやシミなど、汚れの原因ごとの落とし方を解説します!

Tシャツの汚れの原因は何か?

Tシャツの汚れは、目に見えない汚れが付着している可能性が高いです。ここでは、Tシャツの汚れでよくある「黄ばみ」「黒ずみ」「その他のシミ」について、詳しい内容を紹介します。

黄ばみ

黄ばみは、汗とともに毛穴から出た皮脂が酸化したものです。初めのうちは無色透明ですが、時間が経つにつれ色味が増していきます。すぐに黄色くなるのではなく、毎回の洗濯で皮脂汚れを落としきれていないことが原因です。

黒ずみ

黒ずみは排気ガスや埃などの空気中の不純物が、皮脂汚れに付着したものです。空気中の不純物がくっついているため、黄ばみよりも洗浄することが難しいと言われています。皮脂が多くなるほど落としにくくなるため、黄ばみより先に洗浄する必要があります。

その他のシミ

その他のシミとは、泥・飲食物・ペンキ・錆・体液・美容品・ボールペンなどによる汚れのことです。きれいに落とすためには、まずシミ抜きから始める必要があります。

Tシャツの普段の洗い方

Tシャツは、着用したらすぐに洗うことが基本です。毎回漂白剤を使用して肌着を洗うと、普段から汚れにくくなり、汚れても落としやすくなります。色柄物は色素が落ちやすいので、酸素系漂白剤を使用しましょう。

他にも、汚れをきちんと落とす方法があるので、紹介していきます。普段の洗濯でできる方法なので、ぜひ参考にしてください。また、洗濯の際は繊維を傷めないように、必ず洗濯表示を確認しましょう。

白いまま着続けるための主なポイント

皮脂汚れを効果的に落としたいなら、水よりもお湯を使いましょう。油はお湯で分解されるように、皮脂汚れもお湯の方がよく落ちます。洗剤は、洗浄力が強い弱アルカリ性の粉末洗剤を使ってください。

洗濯後は、紫外線で繊維を痛めないように陰干しでTシャツを乾かしましょう。最後にアイロンをかけて形を整えます。

襟の汚れには固形石鹸を使う

襟には皮脂がつきやすいので、固形石鹸を使って念入りに洗浄しましょう。そのままにしておくと黄ばみや黒ずみの原因となるので、注意してください。着用のたびに固形石鹸でこすり、軽くもみ洗いをして洗濯することが大切です。

軽い汚れを落とす方法

軽い汚れの場合は、食器用洗剤や重曹で洗浄できます。食器用洗剤を使うときの手順は、以下の通りです。

  1. 汚れている部分に洗剤を塗布する
  2. 塗布した部分の繊維を傷めない程度にもみ洗いする
  3. 使い捨ての歯ブラシがあればこすって汚れを落とす
  4. 塗布部分を軽く水ですすいでから洗濯する

重曹で洗うときの手順は、以下の通りです。

  1. お皿に重曹を適量入れ、水でペースト状になるまでとかす
  2. 汚れている部分に塗布して1~2時間ほど放置する
  3. 洗濯機に入れて洗浄する

汚れがひどいときの落とし方

汚れがひどいときは、酸素系漂白剤を使ってつけ置き洗い、もしくは塗り洗いします。Tシャツを酸素系漂白剤でつけ置き洗いする手順は、以下の通りです。

  1. 40℃前後のお湯に酸素系漂白剤をとかす
  2. 1時間ほど洗濯物をつけ置く
  3. 洗濯機で洗浄する

塗り洗いは、以下の手順で行います。

  1. 汚れている部分に酸素系漂白剤を直接塗る
  2. 5分ほど放置する
  3. 洗濯機で洗浄する

酸素系漂白剤で落ちない汚れは、アイロンの高熱スチームで皮脂汚れを分解してから落としましょう。

Tシャツの汚れ(シミ)の落とし方

頑固な汚れやシミを、自宅や外出先で落とす方法を紹介します。シーン別の対処法を知っておくと、いろいろな場面で便利です。専門業者に依頼する場合についても解説するので、ぜひ参考にしてください。

自宅で汚れを落とす方法

通常の汚れやシミは、洗濯前に前処理をして落としますが、ひどいシミや時間が経った汚れの場合は、まずシミ抜きを行います。時間が経つと落ちにくくなるので、できるだけ早めに対処しましょう。ここでは、汚れの落とし方を汚れの種類ごとに紹介します。

黄ばみの落とし方

黄ばみを落とすには、「大きめの容器」「粉末洗剤」「酸素系漂白剤」「40℃前後のぬるま湯」を用意します。具体的な手順は、以下の通りです。

  1. 大きめの容器に40℃前後のぬるま湯を3Lためる
  2. 粉末洗剤と酸素系漂白剤を15g投入しよく混ぜる
  3. 洗濯物を入れ、20分ほどつけ置き洗いする
  4. 洗濯機で洗浄する

黄ばみは早めに対処すればするほど、落としやすくなります。一度着た服はそのまま放置せず、すぐに洗濯するようにしましょう。普段からこまめに汗を拭き、皮脂を衣類に付着させにくくすることも大切です。

黒ずみの落とし方

黒ずみを落とすには「大きめの容器」「固形状の洗濯用せっけん」「粉末洗剤」「酸素系漂白剤」「40℃前後のぬるま湯」を用意します。具体的な手順は、以下の通りです。

  1. 固体の洗濯用せっけんで黒ずみ部分をこすり汚れをもみ出す
  2. 大きめの容器に40℃前後のぬるま湯を3Lためる
  3. 粉末洗剤と酸素系漂白剤を15g投入しよく混ぜる
  4. 洗濯物を入れ、20分ほどつけ置き洗いする
  5. 洗濯機で洗浄する

頑固な黒ずみは洗濯用せっけんを使った後に、該当部分をアイロンの高熱蒸気で3秒ほど蒸らします。この状態からぬるま湯で軽くすすぐと、汚れを落としやすくなるのでおすすめです。すすぎ後は、そのまま洗濯機で洗浄しましょう。

泥汚れの落とし方

泥汚れを落とすには、「固形状のせっけん」と「歯ブラシなどのブラシ類」を用意します。具体的な手順は、以下の通りです。

  1. 衣類を完全に乾かす
  2. ブラシで衣類についている泥を落とす
  3. せっけんを40℃前後のお湯につける
  4. せっけんで汚れ部分をこする

ブラシで泥を落とすときは、繊維が傷つかないように力加減を調節しましょう。力を入れすぎると、Tシャツが部分的に劣化し、見た目が悪くなります。

油汚れ(食べ物、化粧品、ボールペン、血液など)の落とし方

油汚れを落とすには、「エタノール」「蛍光剤なしの液体洗剤」「液体と粉末の酸素系漂白剤」「タオル」「40℃前後のお湯」を用意します。具体的な手順は、以下の通りです。

  1. 乾いたタオルを敷き、その上に衣類を置く
  2. 液体洗剤とエタノールを2:1の比率で混合する
  3. 上記の混合液を油で汚れている部分に吹きかける
  4. 歯ブラシを使って混合液をなじませる
  5. タオルに汚れがつかなくなるまで上からたたく
  6. 40℃前後のお湯ですすぐ

汚れが落ちにくい場合は、液体と粉末の漂白剤を9:1の比率で混合し、液体洗剤とエタノールを吹きかけた後に塗布しましょう。

※漂白剤を使用する際の注意事項

油汚れの色素が残ってしまった場合には、漂白剤を使用します。漂白剤には酸素系と塩素系がありますが、色落ちが気になる場合は酸素系漂白剤を使いましょう。塩素系漂白剤は洗浄力が強すぎるため、色味のある衣類には使えません。

また色柄物は、長い時間洗濯したり高温のお湯を使ったりすることでも染料が落ちます。必ず洗濯表示を確認してから洗いましょう。

歯磨き粉が飛んでしまったときの取り方

歯磨き粉が衣類に付着した場合は、「雑誌」と「輪ゴム」を使って汚れを落としましょう。具体的な手順は、以下の通りです。

  1. 雑誌の表紙の上に衣類を置く
  2. 輪ゴムを数回指に巻きつける
  3. ゴムの部分で歯磨き粉をこすり取る

ゴムの部分で歯磨き粉を擦り取るときは、衣類の繊維を傷つけないように注意しましょう。うまく力を調節すると、ゴムの部分で繊維にこびりついた歯磨き粉を吸着できます。非常に簡単なので、急いでいるときなどにおすすめです。



外出先で応急処置的に汚れを落とす方法

外出先ではシミを広げないように、ティッシュかハンカチで押さえるようにして汚れを移しとりましょう。帰宅後は、すぐにシミ抜きや洗濯をして本格的に汚れを落とします。中心から汚れを落とすとシミが輪っか状に広がるため、シミの周りから洗浄するのがポイントです。

しょうゆやコーヒーなどのシミは水に溶けるため、「水」と「ティッシュペーパー」を使って落とします。油分を含んだシミ抜きは、「水」と「ティッシュペーパー」に加え「ハンドソープや石けん」が必要です。

専門業者に依頼する場合

どうしても汚れを落とせないときは、プロのクリーニング屋さんに依頼します。シミ抜きの料金は、直径3センチ程度の大きさで500円ほどです。シミの直径と汚れ具合によっては、それ以上になることもあります。中には無料でシミ抜きしてくれるところもあるので、クリーニングに出すときは事前に業者に確認しましょう。

クリーニングされたものを受け取るには、最低でも2日~1週間程度かかることが多いです。そのため、すぐにTシャツを着たい場合は、自宅や外出先で汚れを落としましょう。

まとめ

Tシャツの「黄ばみ」「黒ずみ」は、毎回の洗濯で皮脂汚れをしっかり落とすことで抑えられます。インナーを着るなどして、衣類に皮脂を付着させないことも効果的です。その他のシミを落とすには、洗濯洗剤や漂白剤でシミ抜きをしましょう。それぞれの状況に合った方法で、Tシャツの汚れを落としてください。

とみおかクリーニングでは、クリーニング店であるという強みを活かし、汚れに合わせた幅広い洗濯洗剤を取り扱っています。創業当初からお客様に恵まれ、地元北海道で知らない人がいないレベルにまで成長しました。Tシャツの汚れ落としに困っている人は、ぜひご相談ください。