お洗濯指南

部屋干し用と通常の洗濯洗剤の違い・選び方|おすすめ部屋干し洗剤【6選】

部屋干しをした後に衣類に臭いが残ってしまって、困ったことはないでしょうか。臭いの発生を抑えるために、どのような洗濯洗剤を使用すべきなのか迷うことも多いですよね。

この記事では、部屋干し用洗剤と一般的な洗剤の異なる点や、部屋干し用洗剤・柔軟剤の選び方、部屋干し用洗剤のデメリット、部屋干しでも臭わせないための洗い方や干し方のポイントを紹介します。おすすめの製品も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

部屋干し用と通常の洗濯洗剤の違い・選び方|おすすめ部屋干し洗剤【6選】

「部屋干し用洗剤」と「通常の洗剤」の違いとは

部屋干し用の洗剤は雑菌やカビがを抑えるため、通常の洗剤より除菌成分を多く配合しています。部屋干しでは、天日干しのように日の光による殺菌効果が得られないためです。抗カビ・防臭効果も高めており、強い弱アルカリ性で漂白剤入りの商品が多いです。その除菌効果は、通常の洗剤と比べて4倍以上あると言われています。

普通の洗剤は日光で殺菌するため、除菌成分が入っていません。室内での殺菌を想定していないため、部屋干しには使えないのです。ちなみに部屋干し用洗剤は、天日干し・部屋干し双方に使用できます。

部屋干し用の洗濯洗剤の選び方

部屋干し用の洗濯洗剤は、どのようなことに注意して選べばよいのでしょうか。以下で紹介します。

洗浄力が高い

部屋干しで衣類に臭いが残る理由の一つとしては、洗濯物の汚れを落としきれないことが挙げられます。そのため部屋干し用の洗剤は、洗浄力が強いものを選びましょう。弱アルカリ性のものや炭酸ナトリウムなどが含まれているものがおすすめです。

除菌・抗菌効果が高い

部屋干しは天日干しと比べて乾きにくく、日光を利用できないため雑菌やカビが繁殖しやすいです。そのため部屋干し用の洗濯洗剤は、除菌や抗菌効果が高いものを選びましょう。衣類だけでなく、洗濯槽の雑菌も解消してくれるものがおすすめです。

液体洗剤か粉末洗剤どちらが良い?

一般的に洗濯洗剤の洗浄力は、液体のものより粉末の方が高いとされています。しかし洗浄力が高い分、粉末洗剤の方が衣類を色落ちさせやすく、水にも溶けづらいです。どちらの洗剤を使うかは、生活環境に応じて使い分けましょう。色落ちの心配がない洗濯物は、粉末洗剤を使うのがおすすめです。

部屋干し用の洗濯洗剤にデメリットはある?

部屋干し用の洗濯洗剤は、漂白剤が含まれていることが多いので、デニム素材のものやジーパンなどの色落ちしやすい衣類には使えません。界面活性剤が多量に含まれている商品もあるので、肌の弱い方や小さい子供さんがいる方は避けた方が良いでしょう。ワイシャツや白いTシャツなど色落ちしても困らない衣類に使用するのがおすすめです。

特に理由がないなら、部屋干し用洗濯洗剤は天気の悪い日だけに使うようにして、晴れの日はできるだけ日光の下で洗濯物を乾かしましょう。

部屋干し用の柔軟剤の選び方

部屋干し用の柔軟剤は、消臭・除菌効果のあるものを選びましょう。消臭・除菌効果のあるものなら、室内で干したとき特有の不快な臭いも発生しません。香りは洗濯洗剤と同じ系統のものにするのがおすすめです。何を使うべきか分からない場合は、同じメーカーの商品を使いましょう。

部屋干しでも臭わない洗い方・干し方のコツ

今までは、部屋干しの臭いを抑える洗濯洗剤について説明しました。ここでは、洗い方や干し方のコツを紹介します。

洗濯物は通気性の良い場所に保管する

洗濯物は通気性の良いカゴなどに保管しましょう。湿気の多い場所に保管すると、雑菌やカビが繁殖しやすくなります。洗濯前は、衣類用の除菌・消臭スプレーを振りかけるのがおすすめです。

洗濯機は定期的に手入れする

洗濯機は雑菌が繁殖しないように、洗濯槽クリーナーなどで定期的に手入れしましょう。洗濯機が汚れていると、衣類をいくら綺麗にしても雑菌が繁殖します。使用しない時は、湿気がたまらないように蓋をあけておきましょう。

乾燥機や脱水機能を使用する

乾燥機や脱水機能を利用すると、乾くまでの時間が短くなり雑菌が繁殖しにくくなります。乾燥機は、部屋干しする前に5分ほど使用しましょう。温風を利用するので、衣類のしわ取りにも効果的です。

洗濯機に放置せずすぐに干す

洗濯機に洗濯物を入れたままにすると、カビや雑菌が発生しやすくなります。長時間放置した洗濯物は、良い洗剤を使っても除菌できなくなるので注意しましょう。洗濯機が止まったら、すぐに干すことが大切です。

洗濯物は間隔を空けて干す

洗濯物の間隔を空けて干すと、通気性が良くなり雑菌の繁殖を抑えられます。ハンガーを複数本重ねて使うと、お腹側と背中側に空間ができ風通しが良くなるのでおすすめです。干す際は、衣類の布同士がくっつかないように工夫しましょう。

部屋の壁際や窓際に干さない

部屋の壁際や窓際は、空気がこもる場所なので部屋干しには向きません。カーテンの汚れが、洗濯物に付着することもあります。他に場所がない場合は、換気扇やエアコンを利用して室内の空気循環を高めましょう。

おすすめの部屋干し用洗濯洗剤【液体洗剤】

ここでは、部屋干しに使える洗濯洗剤(液体)で評価の高い商品を3つ紹介します。

ライオン「トップ クリアリキッド抗菌」

ライオンの「トップ クリアリキッド抗菌」は、24時間持続する抗菌作用を持っています。そのため部屋干しはもちろんのこと、洗濯物を放置したことで雑菌が繁殖してしまうのも防げます。漂白剤が入っていないので、色落ちしやすい衣類にも使用できます。微香性なので柔軟剤の匂いを残したいという方にもおすすめです。

花王「抗菌EX スーパークリアジェル」

花王の「抗菌EXスーパークリアジェル」は、洗浄力が高い洗濯洗剤です。洗濯槽への防カビ作用があり、ドラム式洗濯機にも利用できます。香りもクリスタルグリーンとさわやかなので、洗濯後の仕上がりも満足できるでしょう。1cm間隔にしても不快な臭いがしないので、洗濯物を干すスペースがないという方におすすめです。

P&G「アリエール リビングドライ イオンパワージェル」

アリエールの「リビングドライ イオンパワージェル」は、抗菌機能に優れています。洗濯槽の防カビ・衣類の除菌作用だけでなく、着用中の抗菌も可能です。弱アルカリ性なので、漂白剤が入ってなくても頑固な汚れを落とせます。繊維の奥に潜んでいる菌もなくしたいという方におすすめです。

おすすめの部屋干し用洗濯洗剤【粉末洗剤】

ここでは部屋干しに使える洗濯洗剤(粉末)で評価の高い商品を5つ紹介します。

とみおかクリーニング「オリジナル洗濯洗剤」

とみおかクリーニングの「オリジナル洗濯洗剤」は、善玉バイオと微生物菌を配合しており洗浄力が高いです。界面活性剤を0.5%以下に抑えているため、小さいお子さんがいる家庭でも安心して利用できます。

善玉バイオの力で、もともと衣類に残留していた洗剤や柔軟剤の成分をきれいに分解してくれ、黄ばみの原因となる界面活性剤もほとんど残留しません。洗濯槽の除菌・防カビにも効果的で、普通に洗濯をするだけで洗濯槽の洗剤カスや水垢などが取れていきます。

そもそも洗濯カスを発生させる成分がほとんどないため、洗濯槽内部に新たな洗濯カスも付着しません。衣類同士の汚れの付着も防止してくれます。

とみおかクリーニング「オリジナル洗濯洗剤 プラス」

とみおかクリーニングの「オリジナル洗濯洗剤 プラス」は、上で紹介した「オリジナル洗濯洗剤」よりもさらに除菌・消臭効果が高くなっています。柔軟剤を使わなくても柔らかく仕上がり、植物由来のベタイン化合物により肌や環境にも負担をかけません。

プラスはあらゆる汚れを落とすために、3つの酵素を配合しています。タンパク質分解酵素はエリや袖口の頑固な汚れを、脂質分解酵素は皮脂由来の汚れを 、繊維柔軟化酵素は黄ばみを落とすのに効果的です。

ライオン「部屋干しトップ 除菌EX」

ライオンの「部屋干しトップ 除菌EX」は、除菌・抗菌機能が優れています。雑菌はもちろんのこと、衣類についたウイルスまで除去可能です。「ダブル除菌成分」「酵素」「活性ジンクイオン」により、衣類の臭い戻りまで防いでくれます。香りもさわやかなので、柔軟剤との相性も悪くありません。

アタック「高浸透リセットパワー」

アタックの「高浸透リセットパワー」は、洗浄力と除菌力が優れています。頑固な汚れもしっかり洗い流すので、泥だらけになった子供服の洗浄にもおすすめです。99%の除菌効果を誇るため、室内干しすることによる不快な臭いも発生しません。有効成分が濃縮されているため、少量でも十分な洗浄効果があります。

花王「フレグランスニュービーズ」

花王の「フレグランスニュービーズ」は、天然の柔軟剤が入っている洗濯洗剤です。漂白剤を使用していないため、色落ちしやすい衣類にも使えます。ふっくらと自然な仕上がりにしたい方におすすめです。部屋干しの途中でも、フラワーリュクスの良い香りが辺り一面に広がります。

まとめ

部屋干し用洗濯洗剤は、通常の洗剤より除菌効果が高いという違いがあります。抗菌・防カビ作用が強いので、洗濯槽の手入れにもおすすめです。ただし漂白剤が入ってるものが多いので、色が抜けやすい衣類の洗濯には向きません。晴れの日は天日干しをするなど、臨機応変な使い分けが重要です。

とみおかクリーニングは、界面活性剤を極力抑えた洗浄力の高い洗濯洗剤を提供しています。これは洋服に残留している不純物の除去にも効果的です。また柔軟剤を使用しなくてもふっくらと仕上げられます。洗浄成分を落としやすいエコ設計にもなっているので、部屋干しの匂いにお悩みの方は、ぜひご利用ください。

粉末洗剤の正しい使い⽅とは?溶け残りをなくすコツまで徹底解説

最近は液体洗剤の種類が豊富ですが、汚れが落ちやすくコストパフォーマンスに優れている「粉末洗剤」を使っている⽅も多いのではないでしょうか。
今回は、粉末洗剤の特徴から正しい使い⽅までを丁寧に解説します。粉末洗剤の理解を深めて、普段の洗濯をより効果的にする「正しい使い⽅」を⾝につけましょう。

粉末洗剤の特徴

洗濯洗剤を使うことのメリットやデメリットは何でしょうか。
まずは、粉末洗剤の特徴とともに解説します。

メリット【洗浄⼒が強い】

粉末洗剤の最⼤のメリットは、洗浄⼒が強いということです。泥だらけになった⼦どもの洋服や、仕事で汚れた作業着などの汚れもスッキリと落とすことができます。汚れがきれいに落ちた清潔な⾐類を着ることはとても気持ちが良いものです。また、⾐類についた汚れの多くは、汗や⽪脂などの酸性のものが多いとされています。酸性の汚れを落とすためにはアルカリ性洗剤が効果的で、粉末洗剤の多くが弱アルカリ性なので、酸性の汚れをしっかりと落としてくれます。ただし、粉末洗剤は洗浄⼒が強いため、ウールやカシミアなどのデリケートな素材にはあまり向いていません。洗濯する洋服に合わせて、おしゃれ着⽤洗剤と粉末洗剤を使い分けて使⽤することをおすすめします。

メリット【コストパフォーマンスが良い】

液体洗剤と⽐べて粉末洗剤は、価格が安くお財布に優しいことも⼤きなメリットです。お⼿頃な値段で⼗分な容量が⼊っていますので、⼀回あたりの価格を抑えることが出来ます。とくに、家族全員の洗濯など洗濯回数が多い場合、粉末洗剤はとてもおすすめです。

デメリット【溶け残りがある】

洗浄⼒に優れ、コストパフォーマンスが良い粉末洗剤ですが、唯⼀のデメリットといえば「溶け残りがあること」です。粉末洗剤で洗濯をする場合、「本当にきちんと溶けているのかが気になる」という⼈もいるかと思います。しかし、正しい使い⽅をすることで、溶け残りを防ぐことができます。「溶け残り」は、洗剤臭の発⽣や⾐類に残った洗剤カスによって肌荒れの原因にもなりますので注意が必要です。正しい粉末洗剤の使い⽅は、この後詳しく説明しますのでぜひ参考にしてください。

洗剤の溶け残りを防ぐ正しい使い⽅

粉末洗剤の溶け残りを防ぐための正しい使い⽅について説明します。ポイントをおさえてしっかりとマスターしましょう。

いれるまえにお湯で溶かす

粉末洗剤の溶け残りを防ぐ確実な⽅法は、洗剤を投⼊する前にぬるま湯で溶かしておくことです。また、洗剤を溶かすためのお湯の温度は、40度くらいが最適です。洗いだけであれば、お⾵呂のお湯も良いでしょう。お⾵呂で使⽤した直後は、お湯の温度も⾼いため、洗浄⼒も期待できます。

規定の量を守る

洗剤の量を増やすとよりきれいになりそうな気がしますが、量が多すぎることも溶け残りの原因になるので洗剤ごとの規定の量を守ることが⼤切です。規定の量は、パッケージに記載されていますのでしっかり確認しましょう。また、同じ洗剤でも縦型式かドラム式かによって、適切な洗剤の量が異なるので注意が必要です。

すすぎを2回おこなう

使⽤する洗剤によっては、すすぎの回数を減らすと溶け残りが発⽣してしまうことがあります。⼀般的な粉末洗剤では、すすぎを2回おこなうことが推奨されています。通常、洗濯機の⾃動モードに設定するとすすぎ回数は2回です。節⽔のためにすすぎを1回に設定するという⽅もいますが、溶け残りの原因となりますのでおすすめできません。

洗剤投⼊⼝を使う

洗濯機についている洗剤投⼊⼝に粉末洗剤をいれることで、洗剤の溶け残りを防ぐことができます。投⼊⼝にいれた洗剤は洗濯槽の外層と内層の間の隙間に落ち、その部分に⽔が流れることによって、洗剤と⽔がしっかりと混ざり合うからです。そのため泡⽴ちがよくなり、洗剤の溶け残りを防ぎます。

溶け残りしにくい洗剤を使う

洗剤の溶け残りを防ぐためには、溶け残りしにくいように作られている洗剤を使うことが⼀番のポイントです。その中でも代表的な洗剤が「とみおかクリーニング」のオリジナル洗濯洗剤です。界⾯活性剤をほとんど使っていないので、少ない泡⽴ちでもきれいに汚れを落とし、すすぎは1回ですみます。

さらに洗浄⼒を⾼めるひと⼯夫

粉末洗剤の正しい使い⽅について説明をしましたが、さらに洗浄⼒を⾼めることができる簡単なコツについて紹介します。

洗濯物をいれすぎない

洗濯物をいれすぎると、洗剤がしっかりと混ざらないため汚れをきれいに落とすことできません。容量いっぱいまで洗濯物をいれるのではなく、ある程度の余裕をもたせると洗浄⼒を⾼めることができます。適切な洗濯物の量は洗濯機の容量に対して、7割程度です。洗濯物が多い場合は無理に⼀度で終わらせず、複数回に分けて洗濯するようにしましょう。

ぬるま湯を使う

洗濯の汚れをしっかりと落とすためには、ぬるま湯を使うことがポイントです。ぬるま湯で洗うことで、洗剤が溶けやすく洗浄作⽤がより働きます。また、節⽔のためにお⾵呂のお湯を使うという⼈もいますが、お⾵呂の残り湯も洗濯に適しています。ただし、すすぎの際は、新たにきれいな⽔を使いましょう。

まとめ

優れた洗浄⼒とコストパフォーマンスの良さは粉末洗剤の⼤きな魅⼒ですが、洗浄⼒をさらに上げるためには、正しい洗濯⽅法に加えて洗剤選びもポイントです。

「とみおかクリーニング」の洗濯洗剤は、界⾯活性剤を極⼒使わず、少ない泡⽴ちでも「すすぎは1回で⼗分」の環境に優しいエコ洗剤です。
また、元々⾐類に付着していた洗剤などの残留物も使うたびに除去され、繊維本来の柔らかさを引き出します。さらに、普段のお洗濯をしながら洗濯層まできれいにしてくれるので、3ヶ⽉程度毎⽇使うことで洗濯槽までピカピカになります。